こんにちは(^_^)
今回はかわいい名前の駅のご紹介です。
その名も...
「すずらんの里」駅
です。
以前から非常に名前が気になっていて、聞くたびになかなかかわいい駅名と思うのですが、私だけでしょうか??
調べていたら、gooランキングでこんな記事が...
見事第7位に入賞しておりました!私の感覚は間違っていませんでしたね!
ちなみに1位は東武鉄道・栃木県にある「おもちゃのまち」駅、1位の座は難しいと思われます。
6位の「さくらんぼ東根」 とかなら勝てそうな感じはしますが。
さて、1枚目の写真を見てわかる通り、この駅があるのはJR中央本線・長野県富士見町です。
特急停車駅である茅野駅の2つお隣の駅ですが、周りはこんな感じでのどかな感じです。
“のどか”と“寂れている”というワードは紙一重だと思いますが、私の住んでいる地元の方がもっと“のどか”であるため、今回は“のどか”という表現を用いることとします。
この駅が作られたのは今から25年前の1985年。隣の富士見駅・青柳駅が今から110年以上前の1905年に開業していることからも、この駅の新しさが良く分かります。
なぜこの駅だけそんなに後に作られたのか??その理由はwikipediaに非常に分かりやすく書いてあるので、そのまま引用させていただきます。
当駅の近隣に事業所を持つセイコーエプソン株式会社が、事業所へのアクセス確保と、鉄道の有効利用を目的に設置を希望し、設置費用およそ2億円を負担して1985年(昭和60年)10月にできた駅である[1]。
「すずらんの里」という駅名も要請により付けられたものである[1]が、当時の国鉄としては特異なものであり、物議を醸した。由来は、地元入笠高原の別名「すずらん高原」である。
「すずらんの里」駅とエプソンの事業所の位置関係は下の地図の通りです。
駅の周辺には「諏訪南事業所」(駅の斜め右上)と「富士見事業所」(駅の斜め左上)の2つの事業所があり、駅から離れている「富士見事業所」も駅から1.5km程度。
「めっちゃ駅に近い!」とは言い難い距離ですが、十分通勤利用できる距離ですね。(会社の送迎バスがあるという噂も....?)
この地図を見て、ふと思ったのですが、
本来であれば地理的には西にあるのが「諏訪南」、そこから東に向かっていくと「富士見」となるのですが、エプソンの事業所は西にあるのが「富士見」、東にあるのが「諏訪南」となっています。
つまり逆になっているんですよね!
恐らく先に出来たのが「富士見事業所」で後から事業所を増設することになり、出来たのが「諏訪南事業所」であるため、こんな感じになっているのかと思われますが、あくまで推測ですので実際のところは分かりません。
エプソンに聞いてみても良いのですが、この緊急事態宣言が発令されている状況で不急な質問は非常に迷惑になりますので、やめておきます。
さて、駅のホームは対面式なのですが、上り・下りどちらもホームへの階段がこんな感じになっています。
上りホーム(甲府・東京方面)のりば
かわいいですね。
訪れたのは3月だったのですが、この辺りはスキー場もあり冬になるとそれなりに雪が降る地域でもあります。ホーム上には雪かき機が設置されていました。この冬は暖冬だったので、本当に出番は少なかったでしょうね。
駅の標高は949m。中央本線で最も標高が高い駅が隣の富士見駅(955m)なので、この駅は中央本線で2番目に標高が高い駅ということになります。
六甲山にもスカイツリーにも勝ってます。
この日は土曜日ということもあり、臨時も含めて1時間で上下6本くらいの「あずさ」が通過していきました。同じ車両(E353)しか見ることが出来ないというのもなんともつまらないものです。
なかなか訪れる機会が少ない、いや、ない駅だと思います。
鉄道写真を撮るにしても、もう少し良い場所はあるでしょう。
ちなみに昨年2.2kmほど離れたところにカゴメの野菜生活ファームという観光施設が出来て、距離的には当駅が最寄り駅になるのですが
公式HPには「富士見駅よりタクシーで6分」と記載されておりました。この駅で降りてもタクシーは無いので、それが正解ですね。