こんにちは(^ー^)
今回は全国でも珍しいトンネルの中にある鉄道駅をご紹介💡
その駅とは新潟県糸魚川市にある、えちごトキめき鉄道の筒石駅です。
かつてはJR北陸本線・筒石駅でしたが、2015年に北陸新幹線が金沢延伸開業をした際にJRからは経営分離されたため、現在はえちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)の筒石駅となっています。
※えちごトキめき鉄道のHPはこちら!
プレハブのような駅舎ですね(・・;)
山の中にあるのは間違いないのですが、そうはいっても海からはわずか①キロ内陸に入ったところです👀
★トイレはあるけど??
写真の右側に映っているとおり、この駅にはトイレが併設されているのですが
トイレットペーパーが用意されていません。。
トイレの中の写真はないのですが、そういった説明書きもしっかりドアに書かれています。
トイレに行きたかった人を一気に地獄へと突き落とす事実ですが、この駅を訪れる際はトイレットペーパーを持って訪れるのが良いでしょう。
★現在の駅の様子
本数はそれなりに多く1時間に1本程度あります。これはJR時代から大きく変わっていません。私はこの日車で訪れましたが、電車で訪問することも決して難しくはない思われます💡
JR時代の上り方面の列車は糸魚川行や富山行が主流だった記憶がありますが、経営分離された今では富山県側の会社「IRあいの風とやま鉄道」との境界駅である泊(とまり)が終点の列車が多くなっています。
かつては筒石駅も有人駅だったのですが、1年半ほど前から無人駅となってしまいました。利用客も1日19人(※2018年度)と少ない駅ですし、何よりトイレットペーパーすら置いていない状況を考えると仕方がないでしょう。
★筒石駅の「記念入場券」は筒石駅では買えない
ここ筒石駅の「記念入場券」なるものが販売されているのですが、有人駅時代は当然この駅で買うことができました。現在は無人駅であるため、筒石駅では買うことができません。
- 1つ隣の能生駅
- 4つ隣の糸魚川駅(新幹線停車駅)
- 4つ隣の直江津駅
で販売されています。
意味わからん~!!
と思わなくもないのですが、でも無人駅なら仕方ないですよね。
- 筒石駅に行かなくても筒石駅の記念入場券を手に入れることは可能です。
- 筒石駅で筒石駅の記念入場券を手に入れることは不可能です。
くれぐれもご注意ください!
★もともとは海沿いにあった筒石駅
ところで、現在こんな山の中にある筒石駅もかつては海沿いにありました。
内陸へ移った理由ですが、超簡単に説明するとこんな感じです。
①海沿いは気候条件が厳しく鉄道運行に支障があった。
↓
②そのため内陸にトンネル(頚城トンネル)を新しく掘り、線路を通した。それに伴って従来の線路は廃止することに。
↓
③しかしそのままだと筒石駅は廃止となってしまう。駅がなくなる、ということは地域にとっても損失であり、トンネル内の斜坑(トンネルの中と外を結ぶ通路)を利用して駅を作り、「廃止」ではなく「移転」したという感じです。
こうやってみると新しく作られた線路がかなり内陸を走っていることがわかります。
駅を廃止、となると当然ながら地元からの不満もあるでしょうし、こういう形にする他なかったのでしょうね。
とはいえ、かつての海沿いの集落にあった場所からは1kmほど内陸へ、標高も60m以上あるわけですからこの地域に住む人たちにとってはかなり不便になったものと思われます。
★入場券を買うのを忘れずに!
ここまでトンネル駅の感じが全くありませんが、いよいよ駅のホームに向かっていきます。
駅のホームに行くためには、入場券140円を払う必要があります。
無人駅でありますが、知っている人にはそれなりに有名な駅ですので私を含めて車で訪れて、駅だけ見て、車で帰るという人も多いのでしょう。
これまた写真がなくて大変申し訳ないのですが、駅の待合室の中に料金を入れる運賃箱があるので、入れるのを忘れずに。
筒石駅は何度も説明しているとおり無人駅。当然ごまかすこともできる環境下でありますが、そういうのはマナー違反です。料金は正しく払いましょう💡
しかし当然ながら両替機なんてものはないので、おつりはでません。私は細かいのがなかったので、150円入れました(^ー^)10円玉を持っていくのをお忘れなく。
【後編へ続きます】