★訪問日は2015年1月です。乗車当時と現在では情報が異なる可能性がありますが、ご了承ください。
今回はJR九州の観光列車「指宿のたまて箱」の紹介です。
★「指宿のたまて箱」の概要
「指宿のたまて箱」は九州新幹線全線開業の2011年3月に誕生した観光特急で、JR指宿枕崎線の鹿児島中央~指宿間の45.7kmを約55分で結んでいます。1日3往復の運転で、全車指定席での運転です。
「指宿のたまて箱」という名前ですが、指宿市の長崎鼻・龍宮神社に伝わる竜宮伝説の「玉手箱」が由来となっています。「指宿のたまて箱」という名前は結構長いので、「いぶたま」と略されることもあります。
※長崎鼻・竜宮伝説については、こちらの記事で書いてありますのでよければどうぞ...!
外装・内装についてはJR九州ではおなじみ水戸岡鋭治氏の監修となっています。
★指宿駅を出発
今回は指宿駅から鹿児島中央駅へ向かう「指宿のたまて箱」6号に乗車しました。
(増税前なので1,130円となっていますが、現在は1,160円となっています)
指宿は「砂むし温泉」が有名です。文字通り砂の中に埋もれる砂風呂なのですが、私も入ってきたのですが、気持ち良かったですね~確か1人1000円くらい払った記憶がありますが、指宿に行った際には絶対に寄るべしです!(写真はなしです...)
さて、「いぶたま」は通常2両編成での運転です。繁忙期には予備車が中間に1両増結されて3両編成での運転となります。足元の表示が何か消されているのですが、何が消されているのでしょう??
発車10分ほど前にホームに入ってきました。鹿児島中央発の列車でこれが折り返しで「指宿のたまて箱6号」となります。白と黒のツートンカラー、なかなかかっこいいですね!
海側が白色、山側が黒色の塗装になっています。
★車内の様子...
車内は見ての通り、ほとんどが2人掛けの座席とカウンター席に分かれています。
カウンター席は海側、通常座席が山側となっております。今回は私は海が見える、カウンター側の座席を予約しました!
車内には本棚が用意され、本がたくさん設置されています。もっとも1時間弱の旅なので、そんなに読んでいる時間もなさそうですが(^^;)
★乗るならやっぱり海側??
海側・カウンター席からの眺望は期待通りで、錦江湾と桜島を眺めることが出来ます。この時は桜島がやや規模の大きい噴火をしており、ちょっと怖い感じもしましたが、こういう噴火の様子を見れたのも鹿児島ならではでしょう。そういう意味では良い景色を見れたと思います。しかし凄い煙ですね....
風下の地域がちょっと心配ですね...(◎_◎;)
★車内販売で記念グッズを!
車内ではプリンやサイダー等の軽食や記念品を購入することができ、私もキーホルダーを購入しました。
袋もかっこいいですねえ~!
この他にも「乗車記念プレート」を持ったアテンダントさんが巡回して「写真いかがですか?」と声をかけてくれます。これはゆふいんの森とかでもやっているサービスですが、こういうのは嬉しいですよね(^^)/
★1時間なんてあっという間
途中の停車駅は喜入駅のみ、約55分の乗車時間はあっという間に終了し、終点の鹿児島中央駅に到着です。
駅の停車時には玉手箱の煙をイメージしたミストが出ます。
(写真はwikipediaより掲載)
★プラス1,160円の価値はある?
鹿児島中央~指宿の乗車券料金は1,020円です。
「指宿のたまて箱」に乗るには同区間の特急料金も必要であり、特急料金は1,160円となります。つまり、2,180円払う必要があり、普通列車と比較して倍以上かかるわけですね。
しかし、プラス1,160円払う価値はあると思います!
- 所要時間も普通だと90分前後かかるところが、55分と特急らしく所要時間が大幅に短縮できる。
- 車内販売やアテンダントさんによるサービス
- 観光列車ならではのワクワク感