こんにちは(^^)
今回は長野県にあるJR大糸線の中土駅(なかつちえき)を紹介します!
★中土駅ってどこ?
「中土駅」は長野県小谷村にあり、糸魚川駅まで31.3kmの距離、南小谷駅まで4.0kmの距離にあります。南小谷駅と北小谷駅の間の駅ですが、「中小谷」ではありません。
★かつての終着駅?
今回は南小谷発糸魚川行きの大糸線(もちろん1両)に乗って、中土駅に行きました。
始発の南小谷駅からは先ほども書いた通り4kmの距離ですが、所要時間は8分程。のんびりのんびり走っていきます。
さて、中土駅に着きました!
乗ってきたキハ120を見送ります。
この日の乗客は私を含めて4人でした。中土で降りたのは私だけ。ここは2017年の平均乗車客は1人/日というなかなかの秘境駅ですからね(^^;)
降り立って思うのは「とにかく静か( ゚Д゚)!」
多くの車が行き交う国道148号線からも距離が離れており、駅周辺に人の気配は全くなし。川の音と鳥の鳴き声だけが響く、本当に静かな場所です。
さて、構内を見てみるとホームは1面1線ですが、ホーム左側にも線路は敷かれています。2005年頃までは列車交換も可能な1面2線の駅でしたが、途中で車止めが打たれており利用は不可能な状態。現在では列車交換することはできません。
▼糸魚川方面
▼南小谷方面
この中土駅は1935年から1957年の約22年間、大糸線の北の終着駅でした。
正確に言うと、当時は松本~中土を大糸南線・ここから3駅先の小滝~糸魚川を大糸北線と呼んでいましたが、中土~小滝間が1957年に開業し、路線全体も「大糸線」と名称が変更されました。
中土~北小谷~平岩~小滝の区間は本当に険しい所を走るので、開通に向けた工事がかなり難航したことは容易に想像できます。更にその頃は戦時中だったこともあり、開通までに結果22年もの年月を要することとなりました。
左が本線、右が車止めを打たれて使用不可能な側線。かつては本線の左側にも側線があったようですが、現在では撤去されています。こんな小さな駅に3本も線路があったとは....さすがかつての終着駅です。
★駅舎を見てみよう
では、ホームから駅舎に向かいます。階段を下りていくと...
「広い!」
さっぱりしていますが、めちゃくちゃ綺麗に清掃されていました。もっとボロボロな駅舎を予想していましたが、これは予想を裏切ってきました。
もちろん運行情報を伝える画面も設置済み。利用客1人でもちゃんと設置してくれてあります。。
本数は1日上下各7本です。こんな山中に21時過ぎに降り立つのも怖いですね(^^;)
あと写真はありませんが、トイレはめちゃくちゃ綺麗でした☆
お隣の北小谷駅とは大違い。
駅ノートもあります。
なかなか味のある木造のかっこいい駅舎です。
駅前は国道148号線の旧道、今ではこの道を通るのは地元住民のみでしょう。本当に静かな場所です。
★周辺の見どころは?
周辺の「見どころ」ということで、ホーム上にある「名所案内」を見てみましたが......
徒歩で歩いて行けそうなところはありませんでした。
小谷温泉の最寄り駅というのは間違いないのですが、バスで30分ですからね...
ただ駅前にバス停があり、以外と本数があるので上手く使えば移動できそうです。
南小谷駅からバスに乗った方が便利ですが。笑
1日14本もあるし( ゚Д゚)(※鉄道の倍)
ということで駅周辺には「見どころ」と呼べるような場所は全くないのですが、大糸線は清流・姫川沿いを走る路線で、駅から5分ほど歩くと美しい姫川の眺めを楽しむことは出来ました。
最高じゃん。
以上にて、中土駅の訪問記録はおしまいです。
隣の北小谷駅の記事も以前書いておりますので、よければご覧ください(*^^*)
最後までご覧いただきましてありがとうございました!