こんにちは(^^)
今回は新潟県にあるJR大糸線の小滝(こたき)駅を紹介します!
★小滝駅のある場所は?
「小滝駅」は新潟県糸魚川市にあり、JR大糸線の西日本区間(糸魚川~南小谷)にある駅です。ここでは西日本区間のことを大糸北線と表記しています。
糸魚川駅まで13.6kmの距離、南小谷駅まで21.7kmの距離にあります。
★駅舎を見てみよう!
小滝駅の開業は昭和10年。昭和32年に小滝駅より南の小滝~中土間が開業するまで、糸魚川方面からの列車は小滝が終点でここで折り返し運転をしていました。
かつては駅舎右側にトイレが設置されていたようですが、現在はその建物は撤去されておりトイレはありません。
駅舎は昭和10年の開業からそのまま使い続けられているもの。今年で築85年ですね(^^;)
しかし駅舎の中はかなり綺麗にされています。
2018年の1日平均乗車人員は2名、大糸線の他の駅はどちらかというと利用者は右肩下がりなのですが、2005年から13年間この「2名」は変わっておりません。まあ粘っているというか、減りようがないというか...
先ほども書いた通り、小滝駅から糸魚川駅までは約13km。運賃も240円、ここまでくると糸魚川が近くなってきたなという感じはありますね。
1日の本数は糸魚川方面・南小谷方面共に9本ずつです。
小滝地区の乗合タクシーは毎週水曜日のみの運行。
大糸線と接続を取っており、5.5往復が運行されます。わずか3.3kmのタクシー路線ですが、それなりに需要があるということでしょうか?
★折り返し設備は....
それでは、ホームに出てみましょう。
糸魚川方面の景色。
南小谷方面の景色。
かつては糸魚川方面からの終着駅だった小滝駅。1面2線のホームがあり交換も可能な駅でしたが、2007年には線路も撤去されてしまいました。
また昭和10年から昭和32年に小滝駅から南の区間が開業するまでの約22年、そして平成7年の7.11水害による小滝~南小谷間の運休により復旧までの約2年、合わせて約24年、小滝駅は折返しの役割を担っていたこととなります。
写真左側を流れるのが姫川、この日の水量は少なめ?でした。
左側にチラッと見えるのが黒部川電力姫川第六発電所、この小滝駅周辺にある唯一と言っていい建物です。駅の周りは本当に何もないんですよね。1日の利用客「2名」というのも、発電所の関係者の方かな?と思ってしまいますが、車の方が便利だよなあ....
★気になる建造物
駅舎の南側に気になる建造物がありました。工事使われたものなのか、何なのか全くわかりません。誰か知っている方いましたら教えてください...(><)
★小滝川ヒスイ峡には行ける?
小滝駅から北に約200m行ったところで姫川と小滝川が合流します。
小滝川沿いを上がっていくと、日本随一のヒスイ産地である「小滝川ヒスイ峡」があります。糸魚川と言えば「ヒスイ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?しかし小滝川ヒスイ峡でのヒスイの採取は禁止されています。。我々は雰囲気を楽しむだけですね。
この小滝川ヒスイ峡が小滝駅から近いかというと全然近くありません。笑
小滝駅⇒小滝川ヒスイ峡までは約5km・徒歩70分という道のり。徒歩移動は現実的ではありません。バスもありません。
しかも最短ルートが落石のため通行止めということで、遠回りしていくと約14km・徒歩3時間10分の道のりとなります。そりゃ無理だわ。
※小滝川ヒスイ峡についてはこちら
また小滝周辺について調べていると、「小滝生産森林組合」のHPを発見。
HPによると...
新潟県糸魚川市の南西部に位置する小滝地区。
糸魚川市の4分の1を占める広大な土地の中には、国石「ヒスイ」の原産地や、豊かな山菜、温泉など、多くの自然資源があり「世界ジオパーク」としての特徴がよく表れています。そんな小滝地区でも人口減少のあおりを受け、将来に不安を抱えることも出てきました。
そこで地区に住む住民は「連携プレーでオール小滝!」を合言葉に、住民一丸となった地域づくり活動に取り組み始めました。
その活動の重点事業の1つであり、地域のナリワイとして力をいれている分野が「山菜の活用」です。
HPがかなりしっかりしていてびっくりしました。もしよければチェックしてみてください!
※小滝生産森林組合HP
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました(^^)
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