ぽてぽてトリップ~旅と食べることが大好きな信州人の日記~

信州に住む私が、思い出に残った旅や飲食店の記録を自由に書いていきます✎

【上松町】御嶽海の故郷!日本で“2番目”に古い蕎麦屋「越前屋」へ!

こんにちは!

今回は木曽郡上松町にある日本で“2番目”に古い蕎麦屋

「越前屋」の紹介です!

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★「越前屋」のある場所は?

「越前屋」があるのは木曽郡上松町、国道19号線沿いにあり、店舗のすぐ近くには木曽八景の1つで、浦島太郎伝説で知られる「寝覚の床」があります。

 

JR中央西線上松駅からは徒歩20分ほど.....車で行くのが現実的ですね(^^;)

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店舗前の横断歩道を渡って、右側へ進むと寝覚の床です⇒

 

また、この上松町は先日行われた大相撲初場所で優勝し、見事大関昇進を決めた

御嶽海」関の出身地でもあります。

店舗入口にも、大関昇進を祝うポスターが貼られていました。

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長野県はもちろんのこと、木曽地域では大変な盛り上がりを見せているようです。

ぜひこのまま横綱まで突っ走って行って欲しいですね!

では、お店の中へ入りましょう!

 

 

★日本で“2番目”に古い蕎麦屋

この越前屋ですが1624年創業、今年で創業398年を迎え、

日本で2番目に古い蕎麦屋なのです。

1番古いんじゃないんかい!と言いたいところですが、2番目でも十分凄いですよね!

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ちなみに、日本で1番古い蕎麦屋は京都にある「本家尾張屋」で1465年創業だそうです。

 

さて、先ほどの店舗外観の写真を含め、店舗内外の至るところで目にする

「寿命そば」の4文字。

もしかして食べると長生きするご利益のある蕎麦なのかと思い、調べてみると....

「 寝覚の寺には、浦島太郎の釣竿といふものが有りました。 それも伯父さんの話して呉れたことですが、浦島太郎の釣をしたという岩もありました。それから、あの浦島太郎が竜宮から帰って来まして自分の姿をうつして見たといふ『姿見の池』もありました」(藤村童話集 「ふるさとの中の「浦島太郎の釣竿」より)

浦島太郎の長寿にちなんで「寿命そば」と言うそうです。残念!

 

★メニューの確認!

それではメニューを見てみましょう。

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気になるのは木曽の名物「すんき」を使った、冬季限定の「すんきそば」

そして同じく木曽の名物「五平餅」を食べられる五平餅のセット.....

「鴨南ばん」の文字も魅力的ですよね.....

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ご飯ものは「玉子丼」「天丼」「カツ丼」とあります。

玉子丼は親子丼とは違うのかな...?

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コロナ禍で現在は全く見かけなくなった外国人観光客、ほんの2年くらい前までは

「インバウンド、インバウンド!」

と外国人観光客向けの様々な施策が行われていましたが、この外国語表記のメニューが活用される機会も相当少ないのでしょう。

寝覚の床を訪れたり、中山道を歩く外国人観光客が一定数いたと思いますが、今は....

 

官公庁の統計によれば、訪日外国人旅行客数について、2019年の3,188万人⇒2021年の25万人に激減しています。本当にこの状況、笑えないですね。

 

さて、話は戻ります。

各テーブルには、きちんと消毒液が設置されていました○

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店内は決して広くありません。テーブル席×5、上がり席×2?だったかな??

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★今回食べたものは?

数あるメニューの中から今回注文したのは....

「盛天そば」(1,800円)です。

 

やっぱり蕎麦屋に来たら、天ぷらが食べたいのでこれにしました(^^;)

注文してから約20分ほどで到着!

 

 

 

 

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美味しそう(^.^)

 

そばはボリュームある2枚盛り、天ぷらは海老×4・ナス・ピーマン・しいたけと盛りだくさん。

海老が細長い1本って感じではなく、丸まっている海老を使っているのが面白いですね!

そばちょこはかなり大きめのサイズ、浅く大きくという感じです。持ち上げるのは少し難しいですね(^^;)

 

 

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そばが白いです。そばの実を臼にかける時に実の中心部だけを使用しているため、白いそばになるようですね!

少し風味が薄い感じもしましたが、美味しく食べやすいお蕎麦でした○

余談ですが、薬味も「刻みネギ・大根おろし・わさび」がありましたが、この大根おろしが本当にこれで大丈夫?というくらい大当たりでした(超辛かった)。

 

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側面には「カメ」のイラストが書かれていました。

これも寝覚の床の浦島太郎伝説に関係しているのでしょうか?多分...そうですね。

 

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天ぷらもサクサクで美味しいです(^.^)!

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海老天が1本しかないと食べ終わったあと少し寂しい感じがするのでとっておくのですが、今回は4個(4本?)もありますので真っ先に海老からいただきました(^.^)

海老×4は嬉しいですね(^.^)!

 


★名物「○○寿司」!

さて、この越前屋には1つ名物があるのです。それは...

 

 

 

 

 

 

 

「そば寿司」!!

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私も「そば寿司」は初めて聞きました。

イメージとしては、助六寿司のご飯部分が、そばで代用されているようです。

なかなか面白いですね~!これも盛天そばと一緒に注文しました。

 

「作るのに大変時間がかかります」

との注意書きの通り、そばを食べ終えた頃、注文からは30分以上経っての到着。

事前にお断りがあれば、いつまでも待ちますとも。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:potepotetrip:20220130185538j:plainほんとに、そば寿司だ...(笑) なんだか可愛い感じですね(^^)

4切れで750円という価格設定はそれだけ聞くとかなり高めとは思いますが、作る手間を考えればそれくらいは仕方ないなと思います。結構難しそう....

 

肝心の味ですが、紅しょうがが非常に良いアクセントになっていて、美味しいです!そばと合うんだな~という発見。

旅の思い出に、一品料理として+αで注文しても良いと思います!

店内が混雑している時には相当な時間がかかると思いますし、数量限定ということでもしかしたら食べられない可能性もありますが、チャンスがあればぜひ食べて欲しいです!

 

 

★旧店舗も近くに....

現在の店舗から細い道を東へ300mほど進んだ場所、旧中山道沿いに越前屋の旧店舗があります。

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なかなか味のある建物だな~と思います。

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詳細を忘れてしまいましたが、確か上松町の文化財?としても重要な建物として取り扱われているようです。

現在は国道19号沿いに移転したため、この店舗を現店舗から見ることはできませんが、食後の運動としてここまで散歩してみるのも良いかもしれませんね。

 

日本で2番目に古い蕎麦屋「越前屋」

木曽観光の際に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか!?

 

 

 

最後までご覧頂きまして、ありがとうございました!

★越前屋そば店のホームページはこちら!

www.echizenya-soba.jp