ぽてぽてトリップ~旅と食べることが大好きな信州人の日記~

信州に住む私が、思い出に残った旅や飲食店の記録を自由に書いていきます✎

【鉄道】1度は乗りたい!「サンライズ出雲」乗車記!

★乗車日は2015年12月です。現在と大きな変化はないと思いますが、古い情報だということをご了承下さいm(_ _)m

 

こんにちは(^.^)今回は東京駅と島根県・出雲市駅を結ぶ

寝台特急「サンライズ出雲」号をご紹介します!

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★「サンライズ出雲」とは

「サンライズ出雲」とはその名のとおり東京駅~島根県・出雲市駅を結ぶ夜行寝台特急です。

  • 東京22:00発 ⇒ 出雲市 翌9:58着 (下り列車)
  • 出雲市18:51発 ⇒ 東京 翌7:08着 (上り列車)

の上下各1本が365日毎日運行されています。かつてはこのような寝台特急も多く走っていましたが、現在定期列車としてはこの「サンライズ出雲」号と途中岡山~東京間を併結して走る「サンライズ瀬戸」号のみとなっており、貴重な存在となっています。

今回はこの「サンライズ出雲」の上り列車に乗った際の乗車記録を書いていきたいと思います!

 

★乗車前にやっておくこと

さて、今回の出発地出雲市駅にやってまいりました!

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出雲大社をモチーフにした素敵な駅舎です。

 

乗車前にやっておく必要があること...それは食料と飲み物の調達です!

サンライズ出雲では車内に自動販売機はあるものの車内販売はなく、途中駅の停車時間も短いため途中で食料の調達をすることがほぼ不可能です。東京までは12時間の長旅、事前にコンビニや売店で食料と飲み物の調達をしておくのが良いでしょう○

 

また、車内にシャワールーム(後で書きます)が有りますが

  • 使用時間が6分と限られている
  • スペースも決して広くはない
  • 混雑してれば待たなければならない
  • そもそもシャワーカードを買うことができるかわからない(枚数制限有り)

ということなので、上り列車に乗る場合、出雲市駅から徒歩1分の距離にある「らんぷ湯」で入浴を済ませておくことをオススメします!

入場料で720円(平日)・770円(土日祝)かかりますが、シャワーカードも結局330円かかるので、快適性を考えれば高くないですし、むしろお得だと思います。

※らんぷの湯HP

ranpu-no-yu.com

 

★いよいよ出発!

さて食料の調達も終わり、ホームへいきます。

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今回は「B寝台シングル」というサンライズの中では1番普通の座席?部屋?を予約しました○

 

そして入線してきました!

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かっこええ。。

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「東京」行きの方向幕。なんだかワクワクしてきますよね(^^)12時間の旅がいよいよ始まります。 

★これがシングルだ!

車内に入っていきます。サンライズは全車2階建てなので、2階部に上がる階段と1階部に下りる階段があります。シングルは1階・2階と両方ありますが、私は2階の方を予約しました○

眺望は当然ながら2階の方が良いですが、その分揺れが大きいのも2階です。

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こんな感じで、中には簡単な浴衣も用意されています。パジャマ不要なのが嬉しいですね~荷物も増えるので。コップも備え付けられていますよ~!

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狭いといえば狭いですが、足はしっかり伸ばすことができます。運行開始は1998年と決して新しい車両ではなくなってきていますが、清潔感がありますね。

2階の方が圧迫感がなく、窓も大きい為、広く感じられると思います。

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こんな感じでベッドとドアの間にはスーツケース1つ入るくらいの隙間が確保されています。カプセルホテルというか秘密基地みたいな感じですかね(^^)

コンセントもあるので充電についても全く心配がありません。

 

★シャワーを浴びに行こう!

先ほど書いた通り、サンライズには「シャワールーム」がついており、330円のシャワーカードを車内の券売機で購入すると6分間利用することができます。シャワーカードは売切れる可能性が結構高いので、早めの購入をオススメします。

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6分間利用できると書きましたが、これは6分間お湯が流れるということで水を止めると時間も止まります。これはありがたい仕組みですよね!

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普段「お風呂」派の私には少々物足りなくもないですが、ここは電車の中。冷静に考えると凄いことだな~と思います。

 

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当然ながらシャワールームに予約制なんてものはなく、先着順で利用します。利用中の人がいたり、待っている人がいたりなんだかんだ結構待ちました。1回行って引き返して、2回目は20分位待って...

こんなスペースもあるので車窓を眺めながら待つのは良いのですが(もっとも夜は見えないけど...)、 時間が読めないので、やはり乗車前にお風呂は済ませておく方が良いかな~と思いました。

 

★シングル以外の部屋は??

▼シングルツイン

設備はシングルと基本的に一緒ですが、二段ベッドになっており2名での利用が可能です。2人での旅行だったらこれも良いですね○

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▼ノビノビ座席

寝台料金不要で特急料金のみで乗車できるのがノビノビ座席具体的に言うとシングルより7,700円ほどお買い得です。但し、こうやって通路から丸見えだったり、隣との壁がなかったりするのでそこは注意が必要ですね。

これは覗き見したわけでなく、ここを通らないとシャワールームにたどり着けないのです。。
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 その他の部屋は見ることが出来ませんでした....残念!(説明放棄)

 

★サンライズでの夕食

寝台特急と言えば夕食は食堂車で...と言いたいところですが、サンライズには食堂車はありません。前にも書いた通り食料の買い込みが必須です。というわけで....

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飲む気満々ですね(^^;)夕食感はあまりないですが、これはこれで良いでしょう。

小さいですが、机がありこうやってものを置けるスペースがあるのが嬉しいです(^^)

 

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美味しそうな焼さば寿司を出雲市駅で見つけて勢いで買ったのですが、美味しかったです◎

 

自販機の当時のラインナップはこんな感じでした。予想外の定価で驚きましたね~(°д°)

記念にとりあえず水を買っときました。

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写真がブレていますが、これは多分酔っていたからです。笑

出雲市を出たのが19時前、そこからは伯備線を走っていくのですが山の中で真っ暗です。車窓は全くと言っていいほど楽しめません。更に電車の揺れでほどよく酔いが回り、気づいたら寝てしまいました.....

 本当だったら一晩中起きてる予定だったのですが.....

 

★翌朝起きたのは...

気づいたら寝てしまった前日の夜。翌朝起きたら目に飛び込んできたのは....

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静岡県・富士駅でした(-_-)

せっかくの寝台特急の旅をほぼほぼ寝てしまいました。ん~なんだかもったいない、いやもったいなさすぎる~!もちろん日付も変わって、時刻は5時10分です。後悔してもどうしようもないのですが、しょうがないですね。

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ちなみに室内には目覚ましとラジオ機能(FM)があります。ビジネスホテル並みの設備ですね。

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空が明るくなってきました。12時間のサンライズ出雲の旅もいよいよ終盤です。

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横須賀線と並走、いよいよ東京か近づいてきたんだな~と感じます。寂しいなあ。。

 

そして東京駅に着いてしまいました。

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★全体の感想は??

ず~っと乗りたかったサンライズ出雲、乗ってみての感想は「乗れて良かった~!」

乗車時間ほとんど寝てたお前が言うんじゃない!と言われれば本当にその通りなのですが、島根から東京までこの長い距離を1本の電車で、寝て起きたらもう着いてしまうというのはやっぱり凄いですよ。こんなワクワク感のある列車は少ないんじゃないでしょうか?

鉄道が好きな人はもちろんですが、特に好きではない人も楽しめると思います。夜行バスと違って、身体をしっかり横にして休むことが出来ますし、目的地に朝到着できるというのはかなり時間を有効活用できますしね!

 

★気になる料金は??

今回利用した「サンライズ出雲」B寝台・シングルですが、出雲市~東京間の料金23,210円です。

(内訳・・・乗車券12,210円・特急料金3,300円‣寝台料金7,700円)

一般的な、伯備線特急「やくも」+新幹線「のぞみ」だと指定席利用で20,670円です。

2つを比較すること自体そもそもおかしいのかもしれないですが、特急+新幹線+ホテル代...となると30,000円近くなってしまうのでは?と思います。

もちろん時間的な制約もありますが、宿泊を含めて考えれば23,210円という値段は決して高くない、と思いますね!

寝るだけだったら「ノビノビ座席」を利用すれば、15,510円で移動もできますし〇

ちなみに同区間の夜行バスは12,000~14,000円くらいかかります。

 

★乗れるうちに乗っておこう!

この乗車記は2015年のものですが、本当は2020年3月に今度は下り列車(東京⇒出雲市)に乗る予定があり、切符も発券していました。しかし新型コロナウイルスの影響で旅行自体がキャンセルとなり、結局払い戻しをしたため乗ることはありませんでした。

サンライズ出雲が廃止というニュースはまだ出ていませんが、登場から22年を経過している点夜行列車の需要の低下・廃止が相次いできたことを考えると、今後新型車両に置き換えがされることなくサンライズ出雲という列車自体が、将来的に廃止される可能性も0ではないと思います。

もちろん廃止になってほしくありませんが、やはり乗れるうちに乗っておくのが良 でしょう。「また乗れる」「いつか乗れる」は危ないですね(^^;)(※コロナが収まってくるのが大前提ではありますが....)

ぜひぜひ「乗りたい!」「乗ってみたい!」と少しでも思ってたら乗ってみてください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました(^^)

※サンライズについては色々な方が乗車記を書いているので、色々と読み比べてもらうとと思います~!