こんにちは!
今回は新潟県糸魚川市、今年3月に開業したえちごトキめき鉄道の新駅
「えちご押上ひすい海岸」駅
へ行ってきたのでご紹介します!
★「えちご押上ひすい海岸」駅の場所は?
「えちご押上ひすい海岸」駅はえちごトキめき鉄道の糸魚川~梶屋敷間にある駅です。
両駅からの距離は糸魚川から1.6km、梶屋敷から2.7kmです。
★糸魚川駅から現地へ
駅まで車で行っても良いのですが、鉄道ファンとしては鉄道会社にお金を落とすことが大切。ということでお隣の糸魚川駅からえちごトキめき鉄道に乗って行くことにしました。
見にくいですが、2番線の8:52発の普通列車直江津行きに乗車します。
糸魚川⇒えちご押上ひすい海岸までは190円、切符の印字もギリギリですね(^^;)
★駅の様子
さて糸魚川を出発して3分、駅に到着しました。
「Echigo-Oshiage-Hisuikaigan」...なげえ....
この長い名前ですが、糸魚川市が1ヶ月公募をかけて集まった523通の案の中から決まったようです。
こういうのって多数決ではないので、1番多い案が採用されるわけないんですよね(^^;)
つい最近では「高輪ゲートウェイ」なんてのも。
駅の場所は糸魚川市の押上地区ということですが、東京の押上駅と混同されるから避けたい、ということで
- 「えちご」⇒新潟を表し、鉄道会社(えちごトキめき鉄道)の名前にも入っている
- 「押上」⇒糸魚川市押上地区
- 「ひすい海岸」⇒駅の近くにある「ヒスイ海岸」
という色んなものがハイブリッドされた名前となりました。最近の流行りですね。
北海道新幹線の「新函館北斗」もビックリの長さですよ....
個人的には「東糸魚川」とかで良いじゃん、と思ってしまいますが。
さて、ホームは対面式のホームですが、上りと下りの場所が離れています。
こちらは下り方面ホーム、直江津方向。
右側を走るのはご存知北陸新幹線、糸魚川駅からここまで併走する形です。
こちらは糸魚川方面、奥に見えるのが上り方面のホームです。
収納式のイスがありました。
駅前はこんな感じでロータリー?みたいな感じにきれいに整備されていますが、特に何もありません。
では踏切を渡って、上り方面のホームに行きたいと思います!
上り方面のホームは立派な感じでした。「ひすい」「海岸」もそれぞれ色を変えていて、手が込んでるな~という印象です。上り線と下り線の格差が....笑
この駅舎は糸魚川産の木材を使用し、この押上地区が漁師の街だったことから、船小屋をイメージして作られているようです。
更に立派な待合室も!
当駅⇒糸魚川駅の利用客が圧倒的に多いと思いますし、上り方面だけに待合室があるのも納得な気はします。
この時はまだ使用されていませんでしたが、エアコンまでありました(°д°)
糸魚川方面を眺める
この辺りは気持ち良いくらいの直線で、北陸新幹線開業前はこの辺りを“はくたか”がぶっ飛ばしていたんだろうな~と想像できます。
★駅ができた理由
えちごトキめき鉄道としては初の新駅、糸魚川市としても1986年に大糸線に開業した姫川駅以来35年振りの新駅となります。
駅の近くには糸魚川高校・新潟県糸魚川地域振興局・糸魚川総合病院があり、これらの利用者の駅利用が見込まれています。
中でも糸魚川高校が1972年に現在の場所に移転してから、地元の押上地区としては新駅設置を求めてきたということもあるようで、49年越しの悲願の新駅設置となったようです。
ただ需要が見込まれるとは言え、糸魚川市の人口は約4万人、糸魚川高校の全校生徒は約430人、決してこの数字は多くはありません。
新駅設置まで49年もの年月がかかったのは、需要の点もそうですが、なんといってもこの糸魚川~梶屋敷間には交直流のデッドセクションがあり、この場所に新駅を設置して電車が停車するようになると、発車してからデッドセクションの区間までに、惰性で通過できるスピードを確保できない点が大きなネックでした。
それもえちごトキめき鉄道に経営が変わり、電車⇒電気に頼らない気動車に変わったことでこの問題は解決し、駅設置へと動きだしました。JR時代だったら新駅設置もなかなか難しかったと思いますが、えちごトキめき鉄道へ移管されて良かったですね(^^)
また、
駅周辺の案内図
ちなみに駅から糸魚川高校までは1kmちょっとあります。
駅から日本海側に向かって300mほど歩いていくと、国道8号線にぶつかりその先は日本海・ひすい海岸です。セブンイレブンもありました。
wikipediaによると現在の1日の利用客は52人、今後どうなっていくか注目ですね!
最後までご覧頂きましてありがとうございました(^.^)
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